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久しぶりの症例のご紹介

年の瀬も押し迫り、病院の工事や診察でバタバタとしております。

今年は、コロナ禍のため、様々な制限の中でほとんど仕事だけで終了した一年のように感じます。

来年は、病院もリニューアルし、新たな気持ちで良い一年になればと思います。



今年の整形外科症例の一部を簡単にまとめました。

①一番多いのは小型犬の橈骨・尺骨の骨折です。

室内でも起こりうるためトイ種は要注意です。

20201⃣


20201⃣-2


術後、通常のプレートで固定。

20201⃣-3

3か月後にはプレートを除去して終了です。


②事故による中型犬の脛骨複雑骨折です。

2020②-12020②-3


通常のプレートでは固定力が弱いため、ロッキングプレートを使用。

2020②-2





③小型犬の橈骨・尺骨・骨折

2020③-1


術中のレントゲンでは、良い感じではありますが、固定に不安があるため・・・

2020③-2


2020③-3

見た目は悪くなりましたが、1本追加固定することで安定化しました。

術後、3か月くらいでプレートは除去しました。



④小型犬の骨盤骨折(腸骨体・座骨・恥骨)

2020④-1


固定力の強いロッキングプレートで安定化できましたので、座骨や恥骨はそのままでも問題なさそうでした。


2020④-22020④-3


骨盤部の骨折のプレートはそのまま付けたになりますが、1か月ほどで通常の生活に戻れました。



⑤子猫の脛骨遠位部のラセン骨折

2020⑤-1


これは、プレートを入れるスペースがないため、創外固定+ワイヤー固定を行いました。

2020⑤-2

神経障害もあったため、経過が心配されましたが、数か月で通常の生活に戻ることができて良かったです。


⑥近所の猫ですが、おそらくサルに襲われたネコで、膝蓋骨の骨折および尾椎の骨折がありました。

2020⑥-1

尾椎は断尾を行い、膝蓋骨はワイヤ-固定により安定化を計りました。

2020⑥-21110_2614_202004.jpg

一部開放骨折が心配ではありましたが、順調に回復し、最終的にワイヤーは皮膚障害がおこるため、

安定した後にナイロン糸に入れ替えて今はまた野山をかけているようです。


⑦子猫の前肢および大腿骨骨折

2020⑦-1

2020⑦-32020⑦-5

非常に不安定な複雑骨折で体重も小さく苦労しましたが、ロッキングプレートでなんとか安定してくれました。


2020⑦-22020⑦-4

大腿骨折は成長期でもあるため髄内ピン1本にて安定することができました。



⑧幼ネコの大腿骨近位骨折


2020⑧-1

この写真だけではわかりずらいですが・・・。

2020⑧-2

方向を変えて撮影すると骨折がわかります。

2020⑧-32020⑧-4

2か月くらいの子猫であるため、麻酔も心配ではありましたが、ピンとワイヤー固定により無事終了いたしました。



⑨中型犬(20㎏くらい)の脛骨粗面剥離骨折

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受傷当初はほとんどわかりませんが、内科治療で経過観察し、剥離がひどくなるようであれば手術予定としました。

2020⑨-3

数日後には剥離部分の拡大がみられるため固定することになりました。

2020⑨-52020⑨-4

いままで、トイ種が多かったのですが、これくらいの大きさになるとテンションバンドワイヤーもしないと安定しません。

2020⑨-6

2週間後には、足も落ち着いてきていました。成長期なので再生も早いので、1か月くらいで通常の生活に戻ることができました。


今年は、整形疾患のバリエーションも多く、色々と考えることが多かったです。

中には、1例の橈・尺骨骨折にて経過の良くない症例がいたため専門病院への転院をお願いしましたが、設備面での不足があったため次回には対応できるように器具の充実を計るようにしました。


まだまだ、今後も未熟な部分はありますが、当院で対応できる整形疾患はしっかり対応できるようにしていければと考えております。




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