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落下事故による小型犬の骨折治療


超小型犬の骨折が非常に多いのですが、犬の高さを人間に置き換えると背の高さの2倍以上の高さからの落下になると骨折してしまうのもうなずける話です。

今回も子供さんが抱っこしている高さから落下しただけでも前肢を骨折してしまったケースです。

preope1.jpg

飼主様のご都合もあり、いったんは装具にて固定をして、開放骨折にならないように治療いたしましたが、それでは回復の可能性はないため手術をおススメしました。

本来であれば、骨折治療に関してはプレート固定するほうが、自分として安心なんですが、飼主様からのコスト面での制限があったため、久しぶりに創外固定での手術を試みてみました。


これ以降は、手術写真が掲載されていますので、苦手な方はご遠慮ください。


IMG_1519.jpg
創外固定法は、簡単に言えば医療用ピンで骨を串刺しのようにして間を固定するという方法ですが・・・。
写真のように骨を確認してその真ん中にピンを挿入します。

IMG_1520.jpg
今回は、骨のずれがあまりにもあったため、直接確認して整復しました。
ope.jpg
レントゲンでも骨折の整復がうまくいっているため、この位置で動かないように固定しました。


IMG_1521.jpg
最終的には、このように動かないように金属用パテにて固定して終了になります。


入院5日後くらいから歩行も可能になり、無事退院していきました。

創外固定は、これからの治療が大事になりますので、まだまだがんばってください!

お大事に!!

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