異物誤食に注意しましょう!
今年は、年明けから色々な物の誤食事故が続いております。
チョコレートや薬などの誤食の場合は、すぐに吐かせる処置を行いますが、大きな異物を食べる事故が6件ほどあり、そのうち5件は胃・腸の切開により摘出する手術になりました。
以前は、大型犬が良く食べてしまうイメージでしたが、最近は、小型犬の飼育頭数が増えているためもあり、小型犬やネコでの誤食が増えているように思います。
食べている物も様々でかびたミカン1個、オモチャの一部、ハムの金属を含むビニール、アクセサリー?などがあり、普通は食べないようなものでも遊んでいるうちに口に入ってしまったように思います。
そのうち、かびたミカンは、1週間くらい腸の中を少しづつ進みながら内科的な治療で治りましたが、明らかな異物のケースで手術になった一部を次にご紹介します。
これからの季節は、気候も良くなり、バーベキューなどをしたりしてタマネギや串を食べる事故も多くなりますので、ご注意いただくようにお願い致します。
以下、手術写真が含まれますので、ご注意ください。
チョコレートや薬などの誤食の場合は、すぐに吐かせる処置を行いますが、大きな異物を食べる事故が6件ほどあり、そのうち5件は胃・腸の切開により摘出する手術になりました。
以前は、大型犬が良く食べてしまうイメージでしたが、最近は、小型犬の飼育頭数が増えているためもあり、小型犬やネコでの誤食が増えているように思います。
食べている物も様々でかびたミカン1個、オモチャの一部、ハムの金属を含むビニール、アクセサリー?などがあり、普通は食べないようなものでも遊んでいるうちに口に入ってしまったように思います。
そのうち、かびたミカンは、1週間くらい腸の中を少しづつ進みながら内科的な治療で治りましたが、明らかな異物のケースで手術になった一部を次にご紹介します。
これからの季節は、気候も良くなり、バーベキューなどをしたりしてタマネギや串を食べる事故も多くなりますので、ご注意いただくようにお願い致します。
以下、手術写真が含まれますので、ご注意ください。
チェリーアイという病気
犬と猫に危険な食べもの その5
私たち人には害がなくても、ペットにとっては有害な食べものがたくさんあります。
わんちゃん・猫ちゃんについついあげてしまいそうな食べものの中にも実は恐ろしい中毒を起こすものがあるかも
今回は 『犬と猫に与えてはいけない身近な食べもの編 その5』 をお送りします。
『アワビ・サザエ・トリガイ・トコブシ』
聞いているだけで、心踊ってしまうような高級食材ですね
「こんな美味しいものを私たちだけで食べるのは愛猫・愛犬に悪い気がする。ペットたちにも少しだけおすそ分けしてあげようかな
」
自分たちの食べているものをペットたちにあげたくなるお気持ちはよくわかります
しかし!!
実はこれらの貝類、わんちゃん・猫ちゃんにとっては量や状況によって危険度が高い食材となるのです
皆さんは 『猫にアワビを食べさせると耳が腐る』 という話を聞いたことがあるでしょうか
「そんなばかな」 と思われるかもしれませんが、実はこれにはきちんとした根拠があるのです
皆さんは 『光線過敏症』 という名前を聞いたことがあるでしょうか?
『光線過敏症』 とは名前から予想されるように、日光(紫外線)に対して皮膚が過剰反応を起こす症状です。
原因は先天性の病気であったり、服用している薬が原因であったりと、多岐に渡ります。
『アワビ・サザエ・トリガイ・トコブシ』 などの貝類の摂取によって起こる 『光線過敏症』 は貝類が摂取する海藻のクロロフィルが原因と言われているのですが、特に3~5月は貝類に含まれるクロロフィルの量が多くなるため、特に注意が必要と言われています。
『光線過敏症』 の症状は、顔面・耳など日光にさらされる皮膚の発赤や腫れ、疼痛などで、重症の場合は組織が壊死してしまうこともあります。
これらの症状は貝類を食べた翌日以降に出現します。
『光線過敏症』 の治療法は、炎症・感染を抑えるためのステロイド・抗生剤の投与、壊死した組織の外科的切除などです。

↑光線過敏症のわんちゃんの写真
私たちが軽い気持ちであげてしまう食べものが、実はわんちゃん・猫ちゃんを苦しめてしまうことが往々にしてあるんですね
『貝類摂取による光線過敏症』 のリスクが高い時期は過ぎていますが、 『アワビ・サザエ・トリガイ・トコブシ』 などの貝類は絶対わんちゃん・猫ちゃんに与えないよう注意しましょう
わんちゃん・猫ちゃんについついあげてしまいそうな食べものの中にも実は恐ろしい中毒を起こすものがあるかも

今回は 『犬と猫に与えてはいけない身近な食べもの編 その5』 をお送りします。
『アワビ・サザエ・トリガイ・トコブシ』
聞いているだけで、心踊ってしまうような高級食材ですね

「こんな美味しいものを私たちだけで食べるのは愛猫・愛犬に悪い気がする。ペットたちにも少しだけおすそ分けしてあげようかな

自分たちの食べているものをペットたちにあげたくなるお気持ちはよくわかります

しかし!!
実はこれらの貝類、わんちゃん・猫ちゃんにとっては量や状況によって危険度が高い食材となるのです

皆さんは 『猫にアワビを食べさせると耳が腐る』 という話を聞いたことがあるでしょうか

「そんなばかな」 と思われるかもしれませんが、実はこれにはきちんとした根拠があるのです

皆さんは 『光線過敏症』 という名前を聞いたことがあるでしょうか?
『光線過敏症』 とは名前から予想されるように、日光(紫外線)に対して皮膚が過剰反応を起こす症状です。
原因は先天性の病気であったり、服用している薬が原因であったりと、多岐に渡ります。
『アワビ・サザエ・トリガイ・トコブシ』 などの貝類の摂取によって起こる 『光線過敏症』 は貝類が摂取する海藻のクロロフィルが原因と言われているのですが、特に3~5月は貝類に含まれるクロロフィルの量が多くなるため、特に注意が必要と言われています。
『光線過敏症』 の症状は、顔面・耳など日光にさらされる皮膚の発赤や腫れ、疼痛などで、重症の場合は組織が壊死してしまうこともあります。
これらの症状は貝類を食べた翌日以降に出現します。
『光線過敏症』 の治療法は、炎症・感染を抑えるためのステロイド・抗生剤の投与、壊死した組織の外科的切除などです。

↑光線過敏症のわんちゃんの写真
私たちが軽い気持ちであげてしまう食べものが、実はわんちゃん・猫ちゃんを苦しめてしまうことが往々にしてあるんですね

『貝類摂取による光線過敏症』 のリスクが高い時期は過ぎていますが、 『アワビ・サザエ・トリガイ・トコブシ』 などの貝類は絶対わんちゃん・猫ちゃんに与えないよう注意しましょう

犬と猫に危険な食べもの その4
私たち人には害がなくても、ペットにとっては有害な食べものがたくさんあります。
私たちが普段食べているお菓子の中にも、わんちゃん・猫ちゃんには危険な食べものがあるかも
今回は 『犬と猫に与えてはいけない身近な食べもの編 その4』 をお送りします。
ところで皆さんは 歯の健康 に関心がおありですか??
厚生労働省は健康日本21(歯の健康)で 『生涯にわたり自分の歯を20歯以上保つことにより健全な咀嚼能力を維持し、健やかで楽しい生活をすごそう』 という 『8020(ハチマル・ニイマル)運動』 を提唱・推進しています。
歯に良くて、私たちが手軽に実践できるものと言われてまず思い浮かべるのは 『キシリトール』 でしょうか?
『キシリトール』 は虫歯になりにくくするという効果があり、人用の歯磨き粉やガムなどに配合されています。
「人の歯によいなら、犬の歯にも良いのでは??」 と思われるかもしれませんが、実はこれは大きな間違い
この 『キシリトール』 はわんちゃんに中毒症状を起こさせる可能性があるのです
犬が キシリトール を摂取すると強烈にインスリン(血糖値を下げるホルモン)の分泌が起こります。
体内に十分な糖がないのに、インスリンが大量に分泌されると血中の糖分が下がり、 低血糖 を起こしてしまいます。
低血糖 はとても恐い状態で、重篤のまま無治療にしていると亡くなってしまうこともあります…
また、 肝障害 を起こすこともあります。
『キシリトール』 は食べた後に嘔吐が見られ、摂取後30~60分で 低血糖 の症状(虚脱・痙攣)を示します。
『キシリトール』 は体重 1kg あたり 0.1g の摂取で重篤な症状を呈する危険性があります。
人用のガムに含まれるキシリトールの量は一粒に 1.37~0.2g と様々ですが、体重の軽い小さなわんちゃんならキシリトールガムを 一粒食べるだけでも危険 ということになりますね
『キシリトール』 に関しても個体差があり、大量に食べても症状が出ない子や、少量食べただけでも重篤になってしまう子がいます。
また、 『キシリトール』 はイチゴやレタスにも含まれています。
キシリトールガムだけでなく、これらの食品もわんちゃんにあげないよう注意しましょう
私たちが普段食べているお菓子の中にも、わんちゃん・猫ちゃんには危険な食べものがあるかも

今回は 『犬と猫に与えてはいけない身近な食べもの編 その4』 をお送りします。
ところで皆さんは 歯の健康 に関心がおありですか??
厚生労働省は健康日本21(歯の健康)で 『生涯にわたり自分の歯を20歯以上保つことにより健全な咀嚼能力を維持し、健やかで楽しい生活をすごそう』 という 『8020(ハチマル・ニイマル)運動』 を提唱・推進しています。
歯に良くて、私たちが手軽に実践できるものと言われてまず思い浮かべるのは 『キシリトール』 でしょうか?
『キシリトール』 は虫歯になりにくくするという効果があり、人用の歯磨き粉やガムなどに配合されています。
「人の歯によいなら、犬の歯にも良いのでは??」 と思われるかもしれませんが、実はこれは大きな間違い

この 『キシリトール』 はわんちゃんに中毒症状を起こさせる可能性があるのです

犬が キシリトール を摂取すると強烈にインスリン(血糖値を下げるホルモン)の分泌が起こります。
体内に十分な糖がないのに、インスリンが大量に分泌されると血中の糖分が下がり、 低血糖 を起こしてしまいます。
低血糖 はとても恐い状態で、重篤のまま無治療にしていると亡くなってしまうこともあります…
また、 肝障害 を起こすこともあります。
『キシリトール』 は食べた後に嘔吐が見られ、摂取後30~60分で 低血糖 の症状(虚脱・痙攣)を示します。
『キシリトール』 は体重 1kg あたり 0.1g の摂取で重篤な症状を呈する危険性があります。
人用のガムに含まれるキシリトールの量は一粒に 1.37~0.2g と様々ですが、体重の軽い小さなわんちゃんならキシリトールガムを 一粒食べるだけでも危険 ということになりますね

『キシリトール』 に関しても個体差があり、大量に食べても症状が出ない子や、少量食べただけでも重篤になってしまう子がいます。
また、 『キシリトール』 はイチゴやレタスにも含まれています。
キシリトールガムだけでなく、これらの食品もわんちゃんにあげないよう注意しましょう
